ラインスタンプを制作して販売するときは1セット最低8枚、最大で40枚のイラストが必要です。オリジナルのキャラクターものだったら40枚同じキャラクターを描くわけです。
結構しんどいです・・・。
毎回半分の20枚を作り終えたあたりから中だるみしてペースが落ちるんですよ。それから32~33枚あたりで「もうちょっとだ!がんばれ!」と、自分で自分を励ましながらなんとか這いつくばって完成させる、といったかんじです。
絵柄によっては大変な作業なので減らせる作業は減らすべきです。
クリップスタジオにはサブビューパレットというパレットがあります。
同じキャラクターを何度も描く場合、このパレットを使えばかなり作業を減らせます。
この記事ではサブビューパレットの使い方を解説します。
サブビューパレットとは
サブビューパレットとはスポイトで色を拾う専用のパレットです。
完成したイラストの画像をこのパレットに表示してスポイトで色を拾います。
模写をするときのお手本やキャラクターの設定を確認するといった使い方もできますが、ラインスタンプを制作するうえで重宝するのは画像からスポイトで色を拾う作業です。
サブビューパレットをつかうことで色を選ぶ作業効率は格段に上がります。
サブビューパレットの表示
表示するにはメニュー>ウィンドウ>サブビュー
自分はいつも普段はここに配置しています。
使わないときはたたんでおいて、使うときだけ表示しています。
キャンバスが狭くなって作業しづらい場合はパレットを分離して使うといいでしょう。
サブビューパレットの使い方
サブビューパレットの使い方を解説します。
とりあえず1枚は完成させないと読み込む画像がありませんので1枚完成させます。
1枚目のイラストをサブビューパレットに読み込んで参考にすることで、2枚目以降の色を選択する作業が楽になります。
画像を読み込む
パレット右下にあるフォルダアイコンをクリックします。
完成したイラストを選択すると表示されます。
画像をパレットに直接ドラッグする方法もあります。
右下のゴミ箱アイコンをクリックすると、今サブビューパレットに表示されている画像が削除されます。
画像を何枚も読み込んだときは ◀ ▶ で切り替えます。
自動でスポイトに切り替え
自動でスポイトに切り替えをONにしておけば、カーソルがサブビューパレットの中にきたら自動でスポイトに切り替わります。
サブビューパレットを使うと色を指定するときにツールを切り替えなくていいので色の選択が楽になります。
完成したイラストから色を拾うので、イラストごとに色にばらつきがあって印象が変わってしまうということが避けられます。
同じキャラクターを何度も描くときはときはサブビューパレットを活用してみてください。
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