デザインドールで3Dモデルをつくっているときに気づいたことを記事にします。
「スタイル」という話題のとき、有名人の誰々さんはスタイルがいい、わるいとかいう日常会話をしたとします。
よくある「あんな風になりたい」とか「憧れる」とかの何気ない会話です。
その「あんな風」とはどういうことか、考えたことはありますか?
パッと見の印象で、もしくはなんとなくで喋っている場合がほとんどだとおもいます。
自分も「スタイルがいい」とは具体的にどういうことか考えたことがなかったんですけど、デザインドールを操作していたら仕組みがわかりました。
この記事の内容を知っておけば、イラストやマンガのキャラクターをつくるときの参考になるとおもいます。
スタイルのいいキャラをつくるとき、スタイルの悪いキャラをつくるときの、目安になるはずです。
リアルな人間の場合だと、筋トレやダイエットの目標設定にも使える考え方だとおもいます。
なぜ自分は、自分のスタイルに不満なのかがわかり、そしてどんな努力をすればいいのか、といった努力の方向性が見えてくるはずです。
スタイルがいいとは比率がいいということ
【クリロナ 筋肉】で画像検索すると、鍛え上げられた肉体の画像がでてきます。
脂肪がなく、締まった体だから、という理由で「スタイルがいい」と判断してしまいがちですが、それは違います。
そうではなく、比率がいいんです
比率がいいから「スタイルがいい」と感じるんです。
なんの比率がいいかというと、頭に対する比率がいいんです。
頭に対して、肩や胸やウエストの比率がいいから、スタイルがいいと感じるんです。
すべて頭が基準です。
ですから頭が小さいと有利で、頭が大きいと不利です。
この人、背が低いのにスタイルいいな、とおもったら例外なくその人は頭が小さいはずです。歌手の安室奈美恵さんがこれにあてはまるとおもいます。
基準にするもの自体である頭が小さいんですから、当然といえます。
リアルな人間の場合、縦幅の比率は変えられない
比率と言っても縦幅、横幅、奥行の三つがあります。
リアルな人間の場合、努力して比率を変えられるのは横幅と奥行だけです。
つまり筋トレやダイエットで横幅と奥行の比率を変えるということです。
頭身や股下の長さなどの縦幅の比率は、どんなに努力しても変えられません。
庭から石油が湧いても無理です。
人間のスタイルにおいて縦幅は才能、横幅と奥行は努力といったかんじでしょうか。
スタイルが良いと感じる比率とは
スタイルがいいとされている有名人や、スタイルがいいと感じる人の比率を調べれば、目指すべき方向が見えてきます。
ロナウドのシルエットで説明します。
まず肩幅から調べます。
大体頭の2.7個分ほどでしょうか。
つまり頭の横幅に対して2.7個分の肩幅があればロナウドと同じ比率になるということですね。
余談ですが肩幅を広くするには、体の三角筋という部分を鍛えれば広くすることができます。
次は胸です。
胸は大体頭の2個分ほどでしょうか。
胸の横幅を広くするには、胸筋よりも背中の筋肉の広背筋という部分を鍛えることで、広くすることができます。
このように比率を調べていき、次は自撮りした自分の体の比率を調べれば、その差は何なのかがみえてきます。
マンガやイラストとリアルは違う
リアルでかっこいい比率、スタイルが良いとおもう生身の人間の比率をそのまま絵にしても、スタイルがいいと感じるとは限りません。
自分の絵の世界の中でのかっこいい比率、美しい比率が存在します。
それを見つけるのは自分の感性ということになります。
でも基準は頭ということを知っておけば、難しくはないはずです。
リアルでダイエットや筋トレで、なりたい体型や理想の体型があるなら、まずその比率を調べます。
そしてスマホで自撮りして、今現在の自分の比率を知れば、ゴールが設定できます。